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2018年09月21日
実用 ポケット 食品衛生微生物事典

この度、東京海洋大学藤井建夫名誉教授から「ポケット 食品衛生微生物事典」が出版されました。
用語の解説とそれに関連する用語も検索でき、用語の定義の確認のためにも便利で参考になります。1620円と安価でもあり、身近に一冊参考になると思われます。


内容紹介

2018年第196回通常国会において食品衛生法が改正され、全食品事業者を対象としたHACCPに基づく衛生管理の義務化法案が可決されました。これにより、日本の食品衛生は国際的なレベルと肩を並べることとなりました。HACCPの根幹は、危害要因分析による危害要因の特定とその管理にあるわけですが、日本の場合は特に微生物的危害、つまり「食中毒」が最も大きな危害と言えます。
最近では、公的あるいは民間の分析機関への微生物的危害の検査の依頼が増大している一方、一般衛生管理として「清掃後、清潔であるという科学的な証明」のひとつとしてATPを指標とした食品製造現場での検査も重要視されてきています。
こうした微生物検査等のニーズが増えるのと並行して、現場での自主検査のための微生物の簡易迅速検出法や各種の技術開発も日進月歩で進んでいます。
本書は、食品製造現場で微生物関連の衛生管理、品質管理を担当されている方を対象に、食品衛生微生物に関する用語を、ポケットサイズでかつパーソナルユースで安価に購入できるように編集したものです。日常業務で必要と思われる微生物の基礎から最新の検査技術の用語まで、およそ500語を採録しています。もちろん解説も平易になるように努めたつもりです。
これからの食品製造現場で、HACCP手法に基づく微生物的危害分析には欠かせない1冊と考えています。ぜひ皆様のポケットに本書が携帯されることを願っています。


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