第4回産学連携事業研究発表会
会場はいつもお世話になっております兵庫県民会館です。
(1) 2015年度クロスチェック結果報告
会社の枠を離れ、同じサンプルを使って自分の検査精度を確認する当協会の代表的な事業の一つです。
今回も多くの参加をいただきました。
(2) 品質管理についてのディスカッション
参加者が5つのグループに分かれ、それぞれ普段の業務に関わる懸案事項や悩み事等について情報交換を行いました。
短い時間ではありましたが、各グループ活発に情報交換されていました。
(3) 事例研究発表会
①HACCPからHARPCへ
平井由美子先生(大阪成蹊短期大学)
②エレスタシステムによる新しい生菌迅速測定法
円城寺隆治先生(株式会社AFIテクノロジー)
③菌種同定による汚染源特定の試み
白江弘文先生(大阪いずみ市民生活協同組合)
④市販食品における乳酸菌数測定
中村智英子先生(神戸女子短期大学 食物栄養学)
⑤アルゼンチンにおいて肉用牛から分離された志賀毒素産生性大腸菌の分子疫学的性状解析
奥野健太郎先生(大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科 国際防疫学教室)
(4) 特別講演 「ノロウイルスについて」
講師 大阪府立公衆衛生研究所 感染症部ウイルス課
主任研究員 左近 直美先生
「公衆衛生」がついた日本唯一の研究所。
ウイルスについての基礎編から、ノロウイルスの特徴やトピックスの紹介をいただ き、様々なノロウイルス食中毒事例をつかって、日頃の注意項目や消毒方法、服装についての注意ポイントなどをご紹介くださいました。
座長をしてくださった中山先生、美野先生
最後に参加者有志で懇親会を開催。発表会の中で聞けなかったことや会終了後出てきた疑問点などについて情報交換を行いました。